TP-Link Tapo C260レビュー|1週間使って分かった“呼び出しの便利さ”とAI検知の実力

家族とのコミュニケーションや子供の見守り、そして昨今増えている防犯への不安。
日本の居住者層が変わってきたこともあり、自宅の安全確保について考える場面が増えました。


・外出中に誰が家にいるのか分からない。
・家にいる妻や子供に連絡しても、LINEにも電話にも気づかない。
・子育ての最中、1秒も目を離せないわけではないけれど、離れた“その瞬間”に何か起きないか心配になる。

こうした課題をまとめて解決できるのでは?と期待して、
今回TP-Link様から提供いただいた Tapo C260 を1週間使ってみました。

結論、「家財の安心」「子供の安全」「家族間コミュニケーション」の3つが楽になり、
筆者の生活にかなりプラスの変化が生まれた製品でした。

※この記事はTP-Link様から製品提供を受けていますが、
レビュー内容は筆者の実体験に基づき正直レビューを行います。

Tapo C260
総合評価
( 4 )
メリット
  • 4K高画質で見逃しなし
  • 顔認識で登録していない人の顔を検知可
  • パンチルト(首振り)で広範囲を捉えれる
  • AI検知が優秀(人・ペット・子供の泣き声など)
  • 動く人や物体を自動追尾可能
  • 暗い場所もはっきり写せる
  • アプリから片方向通話で家族への呼び出しが圧倒的にラク
デメリット
  • スマホ通知の時間指定は複数設定不可
  • 天井設置はL字部分のみ
  • 顔認証の精度は今後に期待
目次

Tapo C260の結論まとめ

・AI検知が優秀で、泣き声・人物・動作をしっかり判別
アプリから“片方向通話”ができるので家族への呼び出しが便利
初期設定がBluetoothで完了し、迷わず使える
録画・録音による抑止力で子供の悪さ防止にも貢献
・防犯・見守りの用途が広く、全家庭で活かせる汎用性の高さ
・デザインがスタイリッシュで、設置してもインテリアの邪魔にならない

公式HPにも記載されていますが、製品本来の用途としては不審者の侵入や盗難そのものを防止するものではなく、被害については自己責任です。
あくまで見守りカメラとして認識しておきましょう。

Tapo C260を使うべき理由

最近のニュースを見ていると、これまでとは違うタイプのトラブルも耳にするようになりました。

不審者、近隣トラブル、子供の安全確保…。
一つひとつは大きな問題ではなくても、家庭を持つと意識が変わります。

また筆者の家庭では、
・家族へ連絡してもスマホをマナーモードで置きっぱなしで気づかない
・別の部屋にいる家族を呼びに行くのが手間
・子供の“ちょっとした悪さ”の把握が難しい
といった細かな不便もあり、「家の中の様子がすぐ分かる環境」へのニーズが高まっていました。

そんな中、AI検知搭載のTapo C260の存在を知り、
「これは家庭の負担をかなり減らせるのでは?」
と期待できるものとなりました。

設置:筆者はリビングに配置。ただし全部屋に設置してもいい万能さ

仕事しながら家族の様子を確認でき、書斎から各部屋への呼び出しにも便利だからです。
子供部屋、玄関…どこに置いても便利だと感じました。

理由は以下です。
・AI検知が豊富で用途を選ばない
・“通話”が全室で役立つ
・設置自由度が高い(平置き・壁付け・L字天井)
・デザインが部屋に馴染む

賃貸の筆者は穴あけを避けるため平置きで使っていますが、
可動域が広いので視界の確保に困ることはありませんでした。

平置きする場所の確保が難しかったりスッキリさせたい人は壁付けや天井付けを検討してもいいでしょう。

外観レビュー|コンパクト&上質デザインでどの部屋にも馴染む

製品の梱包内容は以下の通り。

梱包内容

・Tapo C260本体
・電源用USBケーブル(A to C)
・USB接続用ACアダプター
・壁面/天井取付用ブラケット
・取り付け用アンカー/ネジ
・ブラケット位置決めシール
・かんたん設定ガイド

本体外観

Tapo C260はタマゴ型に近しいデザイン。
タマゴ型だと結構かわいい印象になりがちだが、Tapo C260はスタイリッシュでカッコいい印象です。
インテリアも損なわないでしょう。

レンズの周りが反射・光沢感があって高級感を醸し出してるんですよね。

背面はスピーカー。
底に電源用USB-Cの挿し口がありますが、背面側に穴が開いておりケーブルの取り回しもラク。

レンズ部分を押し上げると、
リセットボタンとmicroSDカード挿入口があります。

電源ケーブル

以前レビューしたTapo C220などとは異なり、電源ケーブルはUSB化していました。
CtoAのケーブルと電源アダプタが付属。

ケーブルは約3mと少し長めかつ太め。
細いと絡まりやすい印象がありますが、これなら安心でした。

コンセント部分はかなり小さめで、
周りのコンセント挿し口に干渉しにくいのもポイント。

壁面/天井取付ブラケット

取り付け場所へのネジ穴開けが必要ですが、用途によってはかなり便利なブラケット。
筆者は利用場所が賃貸の為、実際に取り付けは行いませんでしたがこんなイメージ。

ブラケットの位置決め用シールが付属しているので、穴開けの場所を間違える心配もなさそうです。

実際に使って「便利すぎる」と思った3つのポイント

家族への呼び出しが圧倒的にラク

Screenshot

一番いいポイントがコレ。
アプリ側から 一方的に話しかけられる片方向通話 がめちゃくちゃ便利。

・LINE未読
・電話に気づかない
・マナーモードで無反応

これらは家庭でよくあるものですが、Tapo C260なら即解決。
一方的に話しかければOKなんですよね。

他にも
ご飯できたよー、洗濯物干しておいてー
など、別階や別部屋にいる家族に対しての話しかけで、わざわざ階段を上り下りしたり部屋を移動しなくていいんです。

足が悪い人がいる家庭にも効果抜群だと思います。

子供の安全確保…泣き声通知が優秀

Screenshot

家事やトイレで一瞬離れたタイミングに限って、子供は泣いたり転んだりします。

Tapo C260は “泣き声をAIが検知して通知してくれる” ので、
スマホの通知が来た瞬間に作業を中断して駆けつけられる。

もちろん「カメラがあるから目を離してOK」ではありませんが、
不測の事態を少しでも減らせるのは非常に大きいと感じました。

録画機能が“子どもの悪さ防止”にもなる

Screenshot

SDカードに録画・録音が可能なため、
・子どもの嘘
・兄弟喧嘩の真相
・ちょっとしたトラブルの証拠残し

など、家庭でよく起きる細かな問題にも対応できますね。
※もちろんトラブルを必ず防止できるわけではないので、自己責任で。

さらに、
「カメラがある」と子ども達が認識することが抑止力になる点はあると思います。

その他の良かったポイント

映像のラグはほぼない。

映像は滑らかに動きつつ、気になっていた映像のラグも0.1~0.2秒くらいでした。
ネットワーク環境によると思いますのであくまで参考程度としてください。

AIズーム機能

Screenshot

Tapoカメラでは新しく追加されたAIズーム機能。

人やペット、動作などに反応して、見るべきものを自動でズームしてくれる機能。
逆に、しゃがんでいた子どもが立ち上がったら見切れないように全体映してくれるし、かなり優秀でした。

高画質で5Ghzにも対応

4K対応のこのカメラ、スマホを横にして拡大しても必要十分なキレイさ。


ズームしてApple Watchの画面の表示を細かく見るのは無理がありますが、
それでもかなりキレイに映っています。人の顔や何をしているのか見逃すことはまずないです。

ズームしてるのにTシャツの文字もバッチリ映ってますね。

Screenshot

暗闇でも大丈夫

Tapoシリーズのカメラ全てに言えることではあるが、暗闇でもバッチリ映してくれるのが良い所。
赤外線で暗闇を映した時によくある映像のザラザラ感はこのTapo C260にはないですね。

使って気づいた気になるポイント

検知通知のカスタム時間が1枠しか設定できない

唯一強く感じた課題がこれです。
人物や動体、ペットや赤ちゃんの泣き声など、オンにした項目に該当するものがあればスマホへ通知を送ってくれる便利機能ですが、通知時間もカスタマイズ可能。

ただしカスタム時間が1枠しか設定できないところが気になりました。
どういうことかというと、通知する時間帯の設定で
・8:00〜18:00 → 設定OK
・8:00〜12:00 と 13:00〜18:00 → NG


このように複数の時間帯を分割して設定できません。

アプリ側のアップデートで改善されれば嬉しい…!

顔認識の精度について

「見覚えのない人物を検知して通知する顔認証機能」があります。
防犯面では非常に心強い機能ですが、実際に1週間使ってみると 精度に少しばらつきがあると感じました。

Screenshot

筆者の環境では、以下の要素で別人として反映されることが発生。

  • 同じ人物でも表情が違う
  • 映る角度が少し変わる
  • 帽子の有無や髪型の変化

1週間ほど、通知のたびに「この人物は○○に紐づけておいて」
と登録していくと頻度は徐々に減りましたが、それでも完全にゼロにはなりませんでした。

家族全員が同じ状況だったため、
現状は “便利ではあるが精度は改善余地あり” という印象です。

初期設定の簡単さはシリーズ最強レベル…?

以前にレビューしたモデルは「カメラの初期設定用Wi-Fiに接続する」工程があったはずですが
Tapo C260は Bluetoothで自動接続して即設定完了。

・カメラの電源を入れる
・Tapoアプリで認識して接続するWi-Fiを選ぶ
・Wi-Fiのパスワードを入れる

これで使えるので迷う工程ゼロでした。
初めてネットワークカメラを買う人にも最適だと思います。

tapoシリーズが世界で選ばれる理由

最近筆者も韓国と台湾に旅行で行ってきましたが、Tapoカメラを何台か見かけました。
日本でも飲食店でちらほら見かけますね。

これだけ普及している背景には、
安定性、必要十分な高画質とコスパの良さ、アプリの分かりやすさ、豊富なラインナップ
というプロも家庭も選ぶ理由がありそうだと感じています。

【まとめ】1週間使ってみて…設置して損はない製品

Tapo C260は、
家族の安全、コミュニケーション、子供の見守り
この全部を一台でカバーできる非常に完成度の高いスマートカメラでした。

当機種だけのAIズーム、通知や検知、録画の組み合わせで
見守りなど“安心感”が手に入る点も大きな魅力です。

こんな人におすすめ
  • 子供の見まもりを強化したい
  • 家族への呼び出しをもっと便利にしたい
  • 外出中の不在時確認を重視する
  • 生活に馴染むデザインのカメラが良い

予算オーバーの方は以下もオススメ。

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この記事を書いた人

Loop Base|ガジェット&ライフハックブログの筆者。
「暮らしをちょっと豊かにする」ためのモノ・アイデア・テクニックを発信。
シンプルで気分の上がる暮らしを目指しています。

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