UGREEN NASync DXP4800 GTレビュー|Plusと何が違うのか・4ベイを選ぶ基準

UGREENのNASを使うのは、これで3台目。
2ベイのDXP2800から始まり、DH2300、そして今回の4ベイ上位モデルNASync DXP4800 GT

正直、届く前は「2ベイで十分やろ」と思っていましたが、実際に使ってみた結果、半分外れだった。

この記事は、写真や動画が増え続けていて「2ベイで足りるのか、4ベイの上位機を買うべきか」迷っている人向け。
3機種すべて実機で使った立場から、DXP4800 GTの立ち位置を整理していきます。

先に言っておくと、全員に上位機種をすすめる記事ではない。用途で決めるのが正解。

小規模・NAS入門であればDH2300もおススメ。

目次

結論|大量の写真・動画を扱う人のためのNAS

バックアップ、データ移行、写真管理。 ひと通り使った結論は「動画や写真を大量に扱う人のためのNAS」です。

4TBのHDDを4台入れてRAID5で組むと、実効約12TBの保存先がひとつ作れる。
しかもHDDが1台壊れてもデータは守られる構成だ。 このスケール感が必要な人にとって、DXP4800 GTは強い。

逆に、2〜3人の家族で思い出の写真や動画を保存したり、スマホの写真バックアップ程度なら、DXP2800やDH2300で十分です。
ここの線引きは後半の「向いている人・向いていない人」で整理します。

NASyncシリーズでの位置づけと価格

3機種の比較

手元で3台使ってきて、立ち位置はかなりはっきりしている。

DH2300DXP2800DXP4800 GT
ベイ数224
CPUARM-64-bitIntel 第12世代 Nシリーズ(4コア/4スレッド)AMD Ryzen™ Embedded R2514
メモリ4GB ※拡張不可8GB8GB
LANポート1GbE2.5GbEデュアル10GbE
最大容量64TB80TB144TB
執筆時点の価格(税込)29,592円50,380円99,880円

DH2300は「クラウドストレージからの乗り換え入門機」
DXP2800は「家庭用として完成度の高い2ベイ」


そしてDXP4800 GTは、容量・拡張性・接続速度をすべて引き上げた上位モデルという整理になる。

CPUにはAMD Ryzen™ Embedded R2514を搭載。
写真のAI整理や複数人での同時アクセスなど、処理の重い場面を安定してこなす頭脳です。

価格とHDDの予算

通常価格は99,880円(税込)。 クーポンコードを使うと2,000円オフになります。

MALFOYGT(DXP4800 GT対象)
Amazon、公式サイトで利用可能だ。

他機種でも使えるクーポンを記事後半でお伝えする。


注意点は他モデルも同様だがドライブが別売りであること。
本体だけでは動かないので、予算は「本体+HDD」で考える必要があります。

DXP4800 GTを選ぶ理由

GTとPlusの違い

NASyncシリーズには「DXP4800 GT」と「DXP4800 Plus」という、同じ4ベイで名前も似た2モデルが存在する。
スペックの差を整理すると、GTを選ぶべき理由がはっきりする。

DXP4800 GTDXP4800 Plus
CPUAMD Ryzen™ Embedded R2514Intel Pentium Gold 8505
メモリ8GB DDR48GB DDR5
LANポートデュアル10GbE10GbE+2.5GbE
リンクアグリゲーション対応(理論値最大2,500MB/s)非対応(ポート速度が異なるため)

最大の差はLAN構成だ。
GTはデュアル10GbEなので、リンクアグリゲーション(LA)を組める。
2本の10GbEを束ねると、理論値最大2,500MB/sの転送が可能になる。

Plusの構成(10GbE+2.5GbE)はポート速度が異なるためLAを構成できない。
単一ポートの上限で頭打ちになる。

4K・8K素材をNAS上から直接編集するワークフローや、複数人が同時にアクセスする環境では、ここに差が出るかも。
GTは、そうした用途を想定して設計されたモデルだ。

CPUもAMD Ryzen™ Embedded R2514で、高負荷マルチタスク・Dockerアプリのデプロイ・動画トランスコードなど、処理の重い場面を安定してこなすことを想定している。

6ベイ・8ベイではなく4ベイでよい理由

UGREENのNASyncシリーズには6ベイ・8ベイモデルも存在する。
ただし、個人クリエイターや小規模チームには4ベイがスイートスポットになることが多い。
理由は3つある。

コスト:ベイが増えるほど本体価格が上がり、埋めるHDD代も増える。
4TB×4台のRAID5で実効約12TBは、多くの個人用途をカバーできる容量だ。

拡張の余地:GTには本体内部にM.2スロットも搭載されている。
HDDベイとは別にSSDキャッシュを追加できるため、容量とアクセス速度を独立して強化できる。

設置スペース:6ベイ・8ベイは本体サイズと重量がさらに増す。
4ベイGTですでに存在感のあるサイズ感なので、一般的な自宅・スタジオ環境では4ベイが現実的な選択になることも多い。

将来的にデータ量が爆発的に増えるなら6ベイ以上も選択肢に入る。
「今の用途で4ベイが足りるか」を先に判断することが、買いすぎを防ぐ基準になる。

開封と外観

サイズと重量感

箱から持ち上げた瞬間、まず重さで「上位機種や」とわかった。 スロット数が倍なので当たり前かもしれない。 それでも2ベイ機と同じ感覚で受け取ると、ずっしりくる。

それなりの大きさなので、設置場所は先に決めておいたほうがいい。

DH2300と並べてみた。

デザイン

デザインは文句なし。 アルミ合金のボディに金色のパーツが入っていて、ゴージャス感がある。 並べると、上位機種であることが見た目からも伝わってくる。

前面には磁気メッシュのダストカバーがある。
ホコリ対策をしながら、デザインを崩していない。

他モデル同様、HDDトレイにはキーロック機構が付いていて、物理的な抜き取りを防げる設計だ。

同梱品

本体のほか、UGREEN製のUltra High Speed HDMI認証ケーブルやLANケーブルも2本同梱されています。
4K HDMI出力に対応した本体に合わせた構成で、ケーブルを別途買う手間がない。

LANケーブルはカテゴリ7で能力を最大発揮できそうだ。

セットアップ

HDDの取り付け

今回使ったHDDならはめ込むだけ。

4台分の作業も数分で終わる。
ここで挫折する人はいないはずだ。

初期設定

取り付けから初期設定まで、躓いた場面はゼロでした。
画面の案内に沿って進めるだけで、特に迷うこともなく。

このわかりやすさはDXP2800・DH2300と共通で、過去2機種の良いところをそのまま引き継いでいる。

初めてのNASがこの機種でも、問題なく使い始められる。

4ベイ×RAID5の運用

4TB×4で実効約12TB

今回は4TBのHDDを4台、RAID5で組みました。 使える容量は約12TB。

ここが4ベイの本領です。 大容量HDDを1台で用意しなくても、家に余っているHDDなどを数台組み合わせるのもいいだろう。

バックアップの安心感

RAIDなら、HDDが1台壊れてもデータは消えない。
バックアップがある状態を、1台のNASの中で作れる安心感はありがたい。

転送速度

今回の筆者の環境(ルーター)ではこの機種の性能を活かしきれなかったが、デュアル10GbEポートを搭載していて、単一ポートで理論値最大1,250MB/s。

リンクアグリゲーションを組めば理論値最大2,500MB/sの転送に対応する。

数十GBの動画素材を日常的に出し入れするような動画関連作業者はぜひ使ってほしい。
逆に、スマホの日常的写真バックアップ中心なら過剰スペックになる可能性もある。

動作音と発熱

ここは良い意味で予想を裏切られました。

「上位機種=ファンが多くてうるさい」という先入観があったが、DXP4800 GTはむしろ2ベイの2機種より静かだった。

実際にデシベル計で計測しています。 本体の真横でバックアップ中に測定。
そもそも動作音が気にならない。
計測時37 dB。



比較したDXP2800では48 dBだった。
かなり静かな環境であれば隣の部屋にいても「あ、今NAS動作してるな」とぎりぎりわかる音になる。

数値で見ても、上位機種のほうが静音性が高い。

耳を澄まさないと聞こえないレベルで、過敏でなければ寝室に置いても気にならないと個人的には感じた。


静音設計は実測で担保できているので、音が気になる人ほど安心して選べる機種です。

AI写真整理はGoogleフォトより優秀だった

AIによる画像認識・分類機能あり。
人物・被写体・場所ごとにアルバムを自動で整理してくれて、重複写真の削除にも対応する。

試したのは人物別アルバムの自動仕分け。
大量の写真をNASに入れると、AIが誰が写っているかを識別してアルバムをすべて自動で作ってくれる。

実際に使って驚いたのが、Googleフォトと比べて認識精度が高かったこと。
Googleフォトは大人数の写真や似た顔の人物を誤認識することがある印象が結構あったが、UGREENではそれがほぼなかった。

もちろん名前を設定しておける機能もある。

「〇〇さんの写真を見返したい」と思ったとき、名前で検索すれば一瞬で出てくる。
あの人の写真いつごろ撮ったやつだっけ?と探す必要がなくなった。

完璧かというと、20人いる中でせいぜい2人が同一人物が分けて認識されるが、似ている別人として認識されることはなかった。
ただ、これは「この2人を統合する」という操作一発で解決できる。

拡張性

メモリ増設

標準8GBのDDR4メモリは増設可能。
複数人での利用や、あとから用途が増えたときの保険になります。

Dockerと仮想マシン

DockerやVM対応で、NASの用途が幅広い人にはうってつけ。
スマートホーム連携や開発環境の運用まで対応できる拡張性です。

セキュリティと信頼性

NASの本質は、データを自宅に置けることです。
クラウドストレージのように外部へ預けない分、セキュリティが気になる人も多いかもしれないが、RAIDによる冗長化、TLS/SSL・RSA・AES暗号化通信に対応。

TRUSTe認証取得済みで、セキュリティマネージャー・侵入防止・権限管理機能も搭載されています。

さらに、HDDトレイのキーロックで物理的な抜き取りも防げる。
制作データや未公開素材を預ける場所として、多層的なセキュリティが整っている。

気になった点

大きさ:使っていて気になったのは、結局ここだけでした。
4ベイなの当たり前ではあるが存在感はある。

向いている人・向いていない人

DXP4800 GTが向いている人

  • RAW写真や4K/8K動画の素材を大量に扱うフォトグラファー・映像クリエイター
  • ゲームの録画・配信素材でローカルストレージが圧迫されている人
  • 複数メンバーで制作データを共有・共同編集している人
  • 数年先のデータ増加まで見越して、容量と拡張性に余裕がほしい人

DXP2800やDH2300で十分な人

  • 2〜3人の家族で思い出の写真や動画を保存したい人
  • スマホの写真バックアップが主な用途の人

上位機種だから偉い、ということはない。 データの量と使い方に合わせて選べば、どのモデルでも満足度は高い。

セール情報・購入先

クーポンコードを使うと2,000円オフになります。コードによって使える機種・購入先が異なります。

クーポンコード:MALFOYGT

  • 公式サイト:DXP4800 GT
  • 公式サイト:DXP2800 GT
  • Amazon:DXP4800 GT

クーポンコード:MALFOYGT1

  • Amazon:DXP2800 GT

公式サイトで見る(DXP4800 GT)

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購入を検討している段階でも、先に登録だけしておく価値があります。

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まとめ

容量・拡張性・静音性を引き上げた、データ量の多い人のための上位モデルだ。
他社の同等の製品などを見ても、「デュアル10GbE+4ベイ」の組み合わせなら、DXP4800 GTは現時点で最安クラス。

「大は小を兼ねる」だけで選ぶべきではないので、用途と照らし合わせて吟味してほしい。

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この記事を書いた人

Loop Base|ガジェット&ライフハックブログの筆者。
「暮らしをちょっと豊かにする」ためのモノ・アイデア・テクニックを発信。
シンプルで気分の上がる暮らしを目指しています。

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