秋冬になると、イヤホンよりヘッドホンを使いたくなってきますね。
通勤や通学中はもちろん、家でも大活躍できるBluetoothヘッドホン。
使っていてこんな課題はないでしょうか!
・外の騒音で音楽が聞こえづらい
・長時間つけていると耳が痛くなる
・気づいたら充電が切れている
・もう少し良い音で聴きたいけど、高いヘッドホンはちょっと…

そんな不満を、SOUNDPEATS Space Proで解決できたのでレビューしていきます。
7,000円台(記事執筆時)という値段ながら、
LDAC対応・ハイレゾ認証・最大47dBノイズキャンセリング・最大151時間再生・デュアルドライバー搭載という全部入りのスペック。
しかも装着感が軽く、音も自然で聴き疲れしにくい。
上位モデル顔負けのスペックを詰め込んだモデルです。
製品概要
日本最大級のオーディオビジュアルアワード
VGP2025 SUMMER 金賞受賞をしたヘッドホンです。
- ブランド:SoundPEATS(サウンドピーツ)
- モデル名:Space Pro
- 重量:282g
- 価格帯:7,000円~9,000円前後
- 接続方式:Bluetooth 5.3 / AUX(3.5mm) / USB-C(再生対応)
- ドライバー構成:40mm+10mm 同軸デュアルダイナミックドライバー
- 対応コーデック:SBC / AAC / LDAC(Hi-Res Wireless認証)
- Bluetoothバージョン:5.4
- ノイズキャンセリング:最大47dB(外音取り込みモード搭載)
- 再生時間:最大151時間(ANCオフ時)
- 急速充電:5分で最大4時間再生可能
- その他機能:マルチポイント接続対応、折りたたみ設計
開封・外観レビュー
開封~付属品確認
しっかりめのクッションに包まれてヘッドホンが入っています。


付属品はこちら

外観と装着の所感
重量は軽めでヘッドバンド部分のクッションが厚め。
頭頂部への圧迫感も少なく、長時間つけていても疲れにくいです。

イヤーパッドは柔らかいレザー調素材で、耳をふんわりと包み込んでくれます。
冬には冷気をしっかり遮ってくれて、ありがたいポイントになりそうです。
イヤーカップは90度まで回転可能で、机に平置きできるのも地味に便利です。


装着感は軽く、メガネをかけたままでも干渉が少ないのも好印象。
軽く首を振ってもズレにくく、通勤中に歩いても安定しています。
折りたたみ構造もあり収納のしやすさも安心。
リュックやトートバッグの隙間にもすっきり収納できます。

とにかく耳に優しい。
PC作業をしながらBGM用として長時間使っていても問題なしでした!
接続方法と使い勝手
Bluetooth・AUX・USB-Cの3つに対応しています。
PCだけでなく、USB-C端子があるスマートフォンでもそのまま接続できます。

最初はUSB-Cは充電専用だと思っていましたが、実際には再生接続にも対応していました。
Bluetoothと有線接続の同時再生はできませんが、有線を挿すと自動でそちらが優先されます。
Bluetooth接続の安定性もかなり優秀で、通勤電車内でも途切れることはほとんどありませんでした。
マルチポイント接続にも対応しているため、スマホとPCの2台同時接続が可能です。
操作性
電源ボタンは約5秒の長押しでオン・オフが可能です。
ワンクリックで音楽の再生・停止となっていました。

カバンの中でも誤操作で電源がつきにくいのは利点ですが、
音量ボタンと隣り合っているため、
装着したままノールックで押すとたまに音量マイナスを押してしまうことがありました。

このあたりは慣れれば問題ないレベルです。
ノイズキャンセリングと外音取り込み
左側のイヤーカップには専用のノイズコントロールボタンがあり、
押すたびに「ノーマル → 外音取り込み → ノイズキャンセリング」と切り替わります。

外音取り込みモードでは周囲の音が自然に聞こえるようになり外の利用も安心です。
さすがに音楽を鳴らしたまま会話は難しいですが、
音を止めればヘッドホンを外さずに会話可能でした。

外出時に人と話すときも快適です。
一方でノイズキャンセリングは想像以上に強力です。
最大-47dBのアクティブノイズキャンセリングらしく、
「スッと自分の世界に入る」感覚で、電車やカフェの環境音が一気に遠ざかります。
この価格帯では驚くほど高性能で、数万円クラスのモデルにも引けを取らないのではないでしょうか。
バッテリー
充電持ちもぬかりなかったです。
最大151時間の再生ができる上に急速充電に対応していました。
音質とアプリチューニング
初めて聴いた印象は「やや低音が控えめ」。
ただし、スマホアプリを使えばEQ(イコライザー)で簡単に調整可能です。
低音を少し持ち上げると全体のバランスが整い、迫力と抜けの良さが両立しました。

ただし、有線接続ではアプリのEQが使えない点だけは注意が必要です。
低価格帯によくある“音のこもり”がなく、素直で聴きやすいチューニングです。
これで1万円以下は正直、破格。
そして、耳元で鳴っているというよりはライブ感があり、空間の再現がすごい。
EQの利用可否に関わらず、楽器それぞれがしっかり際立って聞こえてきます。
SONYやゼンハイザーなどの上位モデルと比べると繊細さでは劣りますが、
価格差を考えると非常に健闘しています。

また、ワイヤレスでも有線でもハイレゾが活かせるのがこのヘッドホンの良い所でした。
LDACに対応しているのはもちろん、付属のケーブルを利用してハイレゾ体験ができます。
再生時の遅延は?
動画視聴時の遅延はほぼ気にならず、ワイヤレスとしてはかなり優秀です。
さすがに有線接続時と比較するとゲーミング用途のようなコンマレベルの精度は求められませんが、
ダンス動画でも音と動きのズレが気になるレベルではありません。
まとめ:日常使いに“ちょうどいい”万能ヘッドホン
SoundPEATS Space Proは、1万円以下とは思えない完成度の高コスパヘッドホンです。
軽くて疲れにくく、ノイズキャンセリングの効きも抜群。
音質もバランスが良く、アプリ調整で自分好みに仕上げられます。
有線・無線・USB-Cと接続方法が豊富なので、PC・スマホどちらでも快適に使えます。
デザインもシンプルで、通勤・通学・カフェ作業などどんなシーンにも馴染みます。
また、マイクも片耳側に1基搭載されていて、オンライン会議でも支障ないレベルで声は鮮明に聞こえました。
メリット
利用してみてメリット、良かったと感じたポイントをピックアップ。
気になった点
実際にしばらく利用してみて気になった点がこちら。
最後に
サブ機にはもちろん、「いきなり1万円以上出すのは難しい」
そんな方の入門機としても良い製品だと感じました!
執筆時は7,000円台でAmazonで購入できるようでしたので、ぜひ試してみては?
イヤホンも検討したい方は音漏れがほぼなかったイヤーカフ型もオススメ。
こちらのレビューも是非!



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