お疲れ様です、まるふぉい(@malfoynet)です
TP-Link Japanより発売しているコンパクトサイズのルーター
Archer AX23Vをレビューしていきます
Wi-Fi6対応かつ5Ghz、2.4Ghz合計が1.8Gbpsにも関わらず、文庫本サイズのシリーズ最小サイズとなる製品
Amazon限定モデルとなっていますが、お値段もお手頃なので導入しやすいのが醍醐味
EasyMeshにも対応しているのでWi-Fiが届かないことも解消できるでしょう
記事執筆時点ではなんと4,000円以下で販売…
Archer AX23Vの特徴
前述の通り、コストパフォーマンスや置き場所に困らないルーターとなります
結論、こんな方に打ってつけかもしれません
・一人暮らしだけどある程度のネット環境は整えたい
・3~4LDKくらいで家族で利用、接続機器が大量ではない程度
その他の特徴はこちら
WAN接続タイプは下記に対応しており、IPv6(IPoE)でもほとんどのプロバイダ契約がカバーできるのではないでしょうか。
動的IP/静的IP/PPPoE/PPTP/L2TP
v6プラス/DS-Lite/MAP-E(OCN)
Ds-liteの場合、v6コネクトは対応していないようですのでご注意ください
もう少しハイスペックなルーターであれば、下記がオススメです
Easy Meshを活用するのもいいですが、
広いWi-Fi範囲をカバーしたいのであれば、Decoシリーズもオススメ
製品の外観・付属品
付属品はこちら
本体
本体のサイズはこちら
冒頭で述べたように文庫本サイズで非常にコンパクトです。
パッと見た感じだけでも小さい!がまず印象としてやってきました。
限られたスペースでも大活躍しそうです
LANポートの数も他機種と変わらず、用意されていますね!
電源ボタンが存在しておらずなので、ACアダプタを挿したら電源オンになる仕組み。
LANケーブル
LANケーブルはカテゴリー5eのものが付属されていました。
WANポートが1Gbpsなので最大限のスピードが発揮できるスペックです。
長さは約1mほどでした。
本体正面はこちら
各ランプのデザインが今までと変わってる気がします。
NTTのVDSLモデムを彷彿させました。
設定してみた
そもそも、電源を入れてしばらくすると自動判別をしてくれたのか、そのままネットに繋がりました。
とはいえ、契約回線によっては設定が必要な場合もありますね。
念のため設定してみましょう。
スマートフォンアプリ「tether」で設定も可能です
個人的な所感としては、アプリを使ってもブラウザ経由で設定してもどちらでも…でした。
決してネガティブな理由ではなく、どちらも簡単に済んであまり差はない。という印象です
気分で好きな方を選択していいと思います!
v6プラスにも対応しており、問題なく設定ができました
電波距離と通信速度
実際に64.0m²(3LDKの間取り)で利用し、
・どれくらい電波キャッチが確保できるのか
・通信速度はどれくらいか
この2点を検証していきます
Wi-Fi電波の範囲
公式HPの仕様情報によるとWi-Fi範囲は4LDKとなっています
各部屋が何畳なのかによって大きく変わりそうなので、目安として捉えた方が良さそうです
今回は3LDK(64.0m²)のリビングに設置
数値が大きいほど電波強度が強いことになります
結果はこちら
・リビング(ルーター設置部屋)
かなり広い畳数になるので、ここに限り2カ所で計測します。
ルーターの近く…890
ルーターから離れた場所…585
・和室
534
・洋室
568
いずれもiPhoneの電波本数がMAXを維持したままでした。
3LDK(64.0m²)でも十分な電波強度です。
公表スペックが4LDKであるように、もう少し広くても一般利用には耐えれそうな気がします。
家の形状や材質等にも変わるかと思いますので、
あくまでも参考値で捉えるようお願いいたします
場所別での速度比較
実際の速度の前に一度PCとのリンク速度を見てみます
Windows11から見てみました。
上位機種、Archer AX80は(721/961Mbps)とさすがに少々差が出ます
とはいえ十分なリンク速度が出ていますね
電波強度と同様に、下記4箇所でそれぞれ複数回計測した平均値を出していきます
・リビング(ルーター設置部屋)複数箇所平均
・和室
・洋室
・洋室②
まずはルーターを設置しているリビングです
リビング
速度 | |
複数回計測の下り平均速度 | 376Mbps |
複数回計測の上り平均速度 | 311Mbps |
和室
この部屋はリビングと隣り合った部屋で、隔てた壁もあまりありません
速度 | |
複数回計測の下り平均速度 | 341Mbps |
複数回計測の上り平均速度 | 311Mbps |
洋室
こちらは玄関よりになり、リビングからも離れかなり隔てる壁が多いです。
速度 | |
複数回計測の下り平均速度 | 317Mbps |
複数回計測の上り平均速度 | 209Mbps |
どの部屋でも速度に大きな差はなく、動画視聴なども問題ありませんでした。
同回線で上位機種のArcher AX80を利用した際は下り500~600Mbpsが多く出ました。
やはり差が出ますが、
一般的な動画視聴やネットサーフィン程度なら実感は変わらないという印象です
製品のメリットと気になる点
最後にメリットと気になる点を紹介していきます
4,000円以下(記事執筆時点)で購入ができて、必要十分な機能が備わっています
ルーターを購入するとついオーバースペックになりがちですが、一般的なご家庭に良い製品ではないでしょうか。
「ちょうどいい」が似合う製品ですね
大は小を兼ねるも良いんですが、ご時世的にも無駄遣いはなくしていきたいところです
EastMeshにも対応しているので、ちょっと電波距離が足りない
なんてことがもしあれば、対応の中継器やルーターを増設して調整できるのも醍醐味です。
もうちょっとハイスペックな方がいいかも。
なんて方はこちらもチェックしてみてください。
アンテナ可動の横置きならArcher AX72もいいかもですね
コメント