筆者は仕事のWEB会議が長い。
カナル型イヤホンで2時間、3時間と会議を続けると、耳の穴がじわじわ圧迫されて、終わる頃にはぐったりしていました。
会議が終わるたびにイヤホンを外して、耳を休ませる。
そんな運用を続けてきた。
そのタイミングで、SOUNDPEATSからインナーイヤー型の「Air6 HS」を提供してもらいました。
結論から言うと、長時間つけっぱなしにする人ほど恩恵の大きいイヤホンです。
この記事は「長時間つけても疲れないイヤホンを探している人」に向けて書いています。
音質・装着感・バッテリー・気になった点まで、実際に使った体験ベースで整理していく。

インナーイヤー型は音がスカスカ、という先入観がありました。
いい意味で裏切られた。
※本記事はSOUNDPEATS様よりAir6 HSをご提供いただき作成したPR記事です。評価内容への指定は受けていません。
Air6 HSの基本情報
スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| タイプ | インナーイヤー型完全ワイヤレス |
| 価格 | 6,980円(税込) |
| 対応コーデック | LDAC / AAC / SBC(Hi-Res Audio Wireless認証) |
| Bluetooth | 6.0 |
| 再生時間 | 単体約9時間(AAC)/ケース込み最大45時間 |
| 急速充電 | 10分充電で約3時間再生 |
| 防水 | IPX5 |
| 重量 | イヤホン片耳約4g/ケース込み約44g |
| ノイズキャンセリング | 非搭載 |
| マルチポイント | 対応(LDAC使用時は不可) |
| アプリ | SOUNDPEATSアプリ(カスタムEQ・アダプティブEQ・空間音響・ゲームモード) |
まず目を引くのは、7,000円を切る価格でLDAC対応・ハイレゾ認証という点。
VGP2026では金賞と企画賞のダブル受賞です。


開封と付属品
箱の中身は、本体ケース・USB-Cケーブル・説明書だけのシンプルな構成。


ケースを開けると、イヤホンに保護フィルムが貼られた状態で収まっています。


軽さと装着感
ケース込みでも「軽い」が第一印象
箱から出して最初に思ったのは「軽い」でした。
ワイヤレスイヤホンの類では、ケースを含めてもかなり軽い部類。
イヤホン本体は片耳約4gで、つけていることを忘れるレベルです。


ケースはマットな質感で、指紋が残りづらい。
上位機種と比べると高級感はやや控えめ。ただ光の反射がしっかりあって安物感はないです。


長時間つけても痛くならない
仕事中に丸一日つけていた日もあった。それでも耳が痛くなることは本当にありませんでした。
カナル型の長時間会議で感じていた耳の圧迫疲れが、これには出ない。
イヤーピースで密閉しないインナーイヤー型だからこその快適さだ。


落ちにくさ
イヤーピースで耳に固定しないぶん、落ちやすくないかは気になるところ。
歩行中や階段の上り下りでは、ズレも違和感もなかった。
走ったときはさすがに少しズレた。とはいえ外れて落ちるほどではないです。
ランニング用に考えている人以外は心配いらない。
音質
打ち込み系でガツガツ鳴る低音
筆者はDJをやっていて、普段から打ち込み系の曲をよく聴きます。
Air6 HSは音量に対して低音がガツガツ鳴ってくれる印象でした。
耳の奥というより、頭の後ろのほうまで気持ちよく響く感覚で、ライブ感が強い。
低音が抜けやすいインナーイヤー型でこの鳴り方は、正直予想外でした。
スペック側の裏付けは13mmの大口径ダイナミックドライバー。
イヤホンとしてはかなり大きめの口径です。




カスタムEQで別物になる
曲によっては、中〜高音域がやや籠り気味に感じることもありました。
ここで効くのが専用アプリのカスタムEQ。
中高音域を上げると、まったく別物かと思うくらいきれいに鳴るようになった。
EQを自分でいじるのが面倒な人には、聴こえ方に合わせて自動調整してくれるアダプティブEQもあります。
買ったらまずアプリを入れて、音を自分の耳に合わせる。
これをやるかどうかで評価が変わるイヤホンです。
LDACの実力と操作ノイズの検証
この価格帯でLDACが使えるのは貴重です。
他のレビューで「LDAC接続時に操作ノイズが入る」という報告を見かけていたので、そこは注意して確認しました。
筆者の環境(Pixel 9a)では、LDACでも操作ノイズはありませんでした。
最新ファームウェアで使っていたのが効いているのかもしれない。
気になる人は、接続したらまずアプリでファームウェアを最新にしてから使ってほしい。
なお検証にはiPhone 17とPixel 9aの2台を使いましたが、iPhoneはLDAC非対応のため、LDACの確認はPixel側です。
LDACとAACをじっくり聴き比べる検証は今回できていないので、体感差は未検証としておきます。
ひとつ注意点があって、LDAC使用時はマルチポイントが使えなくなります。
高音質か2台同時接続か、使い方に合わせて選ぶ形だ。
3曲でチェックしてみた
音の傾向をつかみやすいように、毛色の違う3曲で聴き比べてみました。
EQの効き方も曲ごとに差が出たので、あわせて書いておく。
行くぜっ!怪盗少女/ももいろクローバーZ
低音の鳴り方がまさにライブ感で、ズンズン響いてくれる。
その一方、デフォルトではボーカルのこもりが顕著に出た曲でした。
カスタムEQで調整すると、ボーカルはかなりクリアに変わる。
パッパパラダイス/宇多田ヒカル
そもそも重低音がガツガツ来るタイプの曲ではない。
それでも、カナル型のAir5 Pro+と比べて満足感が落ちない鳴り方でした。
EQ調整後の状態では、すべての音域がバランスよく出て、ボーカルの伸びも誇張されすぎない。
気持ちよく聴ける仕上がりだ。
Timing~タイミング~/ブラック・ビスケッツ
全音域のバランスの良さは、この曲でも変わらず。
ボーカルの吐く息、吸う息まで聞き取れて、リアルなライブ感がありました。
3曲聴き比べて感じたのは、曲によってベストなEQが違うこと。
「このジャンルにはこのEQ」と作り込んでいく楽しみ方ができるので、音をいじるのが好きな人ほど遊べるイヤホンです。
バッテリーと使い勝手
丸一日もつ電池
単体で約9時間(AAC時)。
朝から夕方まで仕事中つけっぱなしでも余裕でもちました。
ケース併用なら最大45時間なので、充電頻度はかなり低くて済む。
うっかり充電を忘れていても、10分の急速充電で約3時間動くのでリカバリーが効きます。


充電はUSB Type-C。
ワイヤレス充電には対応していません(詳細は後述)。
WEB会議用としても優秀
実際にWEB会議で使ってみた。相手に聞き返されることは一度もなく、スムーズに会話できました。
マイクはデュアル構成で、通話用途も普通にこなせる。
長時間のWEB会議になると、カナル型イヤホンだと耳が疲れるんですよね。
Air6 HSなら会議→音楽→また会議という流れを、つけっぱなしのまま回せる。
音楽用と会議用を1台で済ませたい人には、現実的な選択肢になるはずです。
音漏れ
インナーイヤー型で避けて通れないのが音漏れの問題。
オフィスを想定した音量で、隣にいる人に聞いてもらいました。
耳を澄ませばかすかに聞こえるものの、何の曲かまでは聞き取れないレベル。
周りで誰かが話している環境なら、まず気づかれません。
図書館並みの静けさで大音量、という使い方でなければ問題ないです。
気になった点
ワイヤレス充電非対応
一番残念だったのはここ。
やはり引き続きワイヤレス充電には非対応です。
ケースを置くだけで充電できたら文句なしでした。
とはいえ、この音質と軽さに対してこの値段なら納得できるレベルです。
コストを音に振った割り切りだと理解しています。
ノイズキャンセリングなし
ANCは非搭載です。
電車通勤など、騒がしい環境がメインの人には向かない。
逆に、家やオフィスなど静かな環境で使うなら、周囲の音がほどよく聞こえるインナーイヤー型はむしろ都合がいいです。
ANC搭載モデルが欲しい人は、同じSOUNDPEATSのAir5 Pro+をレビューした記事が参考になるはず。


カナル型に慣れた人は最初に違和感がある
カナル型の密閉感に慣れきっている人だと、最初は遮音されないことに戸惑うはず。
ただ、その解放感こそがインナーイヤー型の価値でもあります。
密閉しない聴こえ方に慣れるかどうかが、このイヤホンとの相性の分かれ目だ。
SOUNDPEATSのどれを選ぶか
Loop BaseではこれまでSOUNDPEATS製品を5機種レビューしてきました。
インナーイヤーのAir4、カナル型のAir5 Pro+、イヤーカフ型のClip1とUU2、ヘッドホンのSpace Pro。
全部使ってきた筆者として、Air6 HSの立ち位置を整理しておく。
| 機種 | タイプ | ANC | こんな人向け |
|---|---|---|---|
| Air6 HS(本記事) | インナーイヤー型 | なし | 軽さ重視で長時間つけっぱなしにする人 |
| Air5 Pro+ | カナル型 | あり | 音質もANCも妥協したくない人 |
| Air4 | インナーイヤー型 | あり | 1万円以下でANCも試したい人 |
| Clip1・UU2 | イヤーカフ型 | なし | 耳を塞がず「ながら聴き」したい人 |
| Space Pro | ヘッドホン | あり | 通勤・通学でしっかり没入したい人 |
同じインナーイヤー型でも、Air4はANC搭載、Air6 HSはLDAC対応という住み分けです。
Air4のANCはカナル型ほど効かないと過去レビューでも書いたとおりで、遮音を求めるならAir5 Pro+一択。
「遮音はいらない、軽くて音がいいものを長時間」なら、現行ラインナップではAir6 HSが答えだ。
向いている人・向いていない人
向いている人
- 長時間音楽を流しっぱなしにする人
- WEB会議が多く、カナル型の耳疲れに悩んでいる人
- 7,000円以下でLDAC対応の音質が欲しい人
- 耳への圧迫感がないイヤホンを探している人
向いていない人
- 電車など騒音の多い環境で使うことが多い人(ANC非搭載)
- ワイヤレス充電が必須の人
- カナル型の密閉感・遮音性が好きな人
まとめ
Air6 HSは、軽さ・低音・バッテリーの3つが6,980円で揃うインナーイヤー型です。
派手な機能で勝負するタイプではなく、長時間使ったときの疲れなさで真価が出る。
カナル型の耳疲れに心当たりがあるなら、乗り換え先として十分成立する一台だ。
SOUNDPEATSのイヤーカフ型「UU2」のレビューも書いているので、装着スタイルで迷っている人はこちらもどうぞ。










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